歯みがきで落とせる汚れは〇〇%!?プロが教える「歯垢(プラーク)」と「歯石」の真実

こんにちは。巣鴨・駒込エリアの「歯科風間医院」、院長の風間です。
「毎日朝晩、欠かさず丁寧に歯を磨いているから自分のお口は大丈夫!」 そう思っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?
実は、どれだけ時間をかけて丁寧に歯ブラシだけで磨いていても、お口の中の汚れは約60%しか落とせていないと言われています。
では、残りの「落としきれていない40%の汚れ」はどうなってしまうのでしょうか? 今回は、虫歯や歯周病の根本原因となる「歯垢(プラーク)」と「歯石」の正体、そして本来の健康的で美しい歯を守るための正しいケアについて分かりやすく解説します。
1. 似ているようで全然違う!「歯垢(プラーク)」と「歯石」の正体
「歯垢」と「歯石」、名前は似ていますが、状態や対策は大きく異なります。

🦠 歯垢(プラーク)とは?
歯の表面を指で触ったときに付く、白くネバネバした物質です。 単なる「食べカス」だと思われがちですが、実は1mgの中に約1億個以上の細菌が詰まった「細菌の巨大な集合体(バイオフィルム)」です。 粘着性が非常に高いため、水でブクブクうがいをしただけでは絶対に落ちません。ただし、この段階であれば正しいブラッシングで除去することが可能です。
🪨 歯石(しせき)とは?
歯垢が唾液中に含まれるカルシウムやリンなどのミネラル成分と結びつき、カチカチに固まってしまったものです。 歯垢は放置すると、わずか2日(約48時間)で歯石へと変化してしまいます。表面がザラザラしているため、さらに新しい歯垢が付着しやすくなるという悪循環を生み出します。そして残念ながら、一度歯石になってしまうと、もういくら歯ブラシでゴシゴシ磨いても絶対に落とすことはできません。
2. なぜ「歯ブラシだけ」では不十分なのか?

ハミガキをしているのに汚れが残ってしまうのは、歯ブラシの毛先が物理的に届かない「構造上の限界」があるからです。
- 歯ブラシのみ:汚れの除去率は約60%
- 歯ブラシ + デンタルフロス(または歯間ブラシ):除去率は約80%までアップ!
フロスなどを併用することでセルフケアの精度は大きく上がりますが、それでも「残りの約20%」はどうしても残ってしまいます。
特に、歯周ポケットの奥深く、歯と歯が複雑に重なっている部分、過去に治療した詰め物や被せ物のわずかな段差などは、セルフケアだけで完璧にキレイにするのは不可能です。ここに残った細菌の膜(バイオフィルム)が、長年の間に静かに虫歯や歯周病を進行させていくのです。
3. 北欧流予防歯科!歯科医院で行うプロのクリーニング(PMTC)とは?
では、セルフケアで落としきれない残り20%の汚れや、カチカチになった歯石はどうすれば良いのでしょうか?
そこで重要になるのが、歯科医院で行うプロの専門的クリーニング「PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)」です。
PMTCでは、歯科医師や歯科衛生士などのプロが、専用の柔らかい器具やアミノ酸などの特殊なパウダーを使用して、歯の表面や歯周ポケットのバイオフィルム、歯石をすみずみまで徹底的に除去します。
PMTCの嬉しいメリット
- 痛みのない快適なクリーニング(当院では歯を削ったり痛めたりしない優しいアプローチを徹底しています)
- 歯の表面がツルツルに磨き上げられ、新たな汚れが付きにくくなる
- 本来の透明感ある歯の白さや清潔感が戻る
院長からのメッセージ
「歯医者さんは、歯が痛くなってから行くところ」と思われている方は、まだまだ少なくありません。しかし、痛みがでてからでは歯を大きく削ったり、最悪の場合は抜歯が必要になったりしてしまいます。
ヨーロッパなどの予防歯科先進国(スウェーデンなど)では、「痛くならないために、歯を守るために定期的に通う」のが当たり前になっています。
当院では、患者様一人ひとりのお口の形やブラッシングの癖に合わせた無理のないホームケア指導と、痛みの少ない優しいプロのメンテナンスを行っています。
お盆休みが明けて生活リズムが戻るこの機会に、ご自身のお口の中をプロのケアでスッキリリセットしてみませんか?
