同じように磨いているのに虫歯になる理由とは?

「毎日ちゃんと磨いているのに、どうして虫歯になるんだろう…」
そう思ったことはありませんか?
実は、虫歯には “磨いているかどうか” だけでは説明できない原因 がいくつもあります。
今回はその代表的な理由を、できるだけ分かりやすくまとめました。
■ 1. 「磨いているつもり」で実は磨けていない部分がある

歯ブラシで届きにくい場所は、どうしても磨き残しが出ます。
磨き残しが多い場所の代表例:
- 歯と歯のあいだ
- 奥歯の噛む面
- 歯と歯ぐきの境目
- 下の前歯の裏側(歯石がつきやすい)
特に「歯と歯のあいだ」は歯ブラシだけでは約60%しか汚れが取れないといわれ、
フロスや歯間ブラシが必要です。
■ 2. 食べる回数が多いと虫歯リスクが急上昇する

甘いものを食べる量より、
食べる回数(頻度) のほうが虫歯リスクに影響します。
- コーヒーに砂糖を何度も入れる
- 少しずつ間食を続ける
- ダラダラ食べ続ける
口の中が酸性に傾いている時間が長くなり、歯の表面が溶けやすくなります。
■ 3. 唾液の量や質に個人差がある
唾液には、
- 虫歯菌が出す酸を中和する
- 歯の表面を修復する
という重要な働きがあります。
しかし、
体質・薬の副作用・年齢・ストレス などで唾液量が減ると、虫歯リスクは上がります。
■ 4. 歯並びや歯の形の影響

歯並びが重なっていたり、奥歯の溝が深い方は、
歯ブラシがどうしても届かずプラークが残りやすくなります。
それが「磨いているのに虫歯になる」原因になることも多いです。
■ 5. 歯の強さ(エナメル質の質)にも個人差がある

歯の強さも実は 遺伝や幼少期の環境 の影響を受けます。
- エナメル質が薄い
- 酸に弱い体質
- 生まれつき歯の質が弱い
こうした方は、同じ磨き方をしていても虫歯になる可能性があります。
■ まとめ:虫歯の原因はひとつではありません
「磨いている=虫歯にならない」ではなく、
生活習慣、体質、磨き方、歯並びなど 複数の要因が重なって虫歯は起こります。
もし同じ場所ばかり虫歯になる場合は、
その部分に理由があることが多いので、ぜひお気軽にご相談ください。
次回予告
次回は…
「今日からできる“磨き残しを減らす”5つのコツ」
具体的にどこを意識すればいいのか、
実際の患者さんにもお伝えしている実践方法をまとめます。
